38mmナットと洗濯槽の取り外し
パルセーターを取り外すことができたら、次は洗濯槽を取り外すよ。
洗濯槽は内枠と外枠に分かれていて、金属製の回る部分が内枠だよ。
洗濯槽の内枠を外せば分解は終わりだよ(*´▽`*)
洗濯槽の38mmナットを外す準備
洗濯槽の38mmナットを外す前に、中心の軸先についているワッシャーを外しておこう。
ワッシャーはなくさないように大事に保管しようね。
洗濯槽の38mmナットの外し方
まず、洗濯槽の底面にある38mmナットを外すよ。
他メーカーの場合はプラスネジで簡単に外せたりするのだけれども、マクスゼン(maxzen)、パナソニック(Panasonic)、日立の洗濯機はでっかい38mmナットで固定されていることが多いよ。
38mmナットを外す工具は一般的なお店ではなかなか売っていないから、ネット通販で買うことになるよ。
38mmナットを外すための工具はいくつかあるから、工具別に解体方法を紹介していきます。
モンキーレンチやハンマーレスフランジナット回しはオススメしません。
電動インパクトドライバーかお安い38mmメガネレンチがオススメ。
モンキーレンチ+ハンマーで38mmナットを外す方法
モンキーレンチで洗濯槽の38mmナットを外す場合は、モンキーレンチをナットにしっかり噛み合わせて、噛み合わせた状態のモンキーレンチを棒状の道具で押さえつけながらモンキーレンチの柄の部分をナットがゆるむ方向にハンマーで叩くよ。
モンキーレンチとは、ナットの大きさによって幅を調節して色々なサイズのナットに使用できる工具だよ。可動部に遊びがあって多少動くから、通常の調節できないレンチ(スパナ)よりも安定性は低くなるよ。
モンキーレンチを使う場合、38mmナットが固着して固く締まっていると全く動かないからオススメできないよ。家に38mmに対応したモンキーレンチがあるなら挑戦してみても良いかもしれない。
オススメはしないけれど、洗濯槽の分解のためにモンキーレンチを購入する場合は洗濯槽内部に収まるサイズの短い物を選ぼう。
同じような方法として、短いパイプレンチなどを使う方法もあるけれど結局安定性がないし、ハンマーで叩きにくいからオススメできません。
ハンマーレスフランジナット回しで38mmナットを外す方法
ハンマーレスフランジナット回しとは、簡単に言うと、パーツが2つに分かれていて、両端にハンマーが付いているパーツを装着して勢いよく回転させることで、ナットにはめている羽根つきのパーツに打撃を与えて回していくという構造。分かりにくいね。
洗濯機の分解をするための専用工具だからその道のプロを目指すわけでもない限り買わなくて良い。
確実に外したい、定期的に洗濯槽を掃除したいなら良いかもしれない。
でも、8000円ぐらいはするからこれを買うなら業者に修理を依頼すべき。
これ、ネット通販でもそんなに売っていないんだ。
電動インパクトドライバー+変換アダプター+38mmソケットで38mmナットを外す方法
変換アダプターとは、ビットが電動インパクトドライバーにセットできない場合に、お互いのサイズを合わせてセットできるようにするための仲介役みたいなもの。
電動インパクトドライバーのパワーが弱いと固い38mmナットは回せないから注意。
また、電動インパクトドライバーにソケットを装着した状態で、38mmナットに垂直にハマるかを確認しておくこと。
38mmソケットはコーナンに行っても売っていないからネット通販で買うしかないよ。
結局38mmソケットと変換アダプターが必要で、3000円以上はするからオススメできない方法。
定期的に洗濯槽を掃除したいなら良いかもしれない。
前述の手動インパクトドライバーを使ってもできると思うけれども、手動でパワーが足りるかは謎。
【おすすめ】38mmメガネレンチで38mmナットを外す方法
モンキーレンチで洗濯槽の38mmナットを外す場合は、 画像のように38mm穴をしっかりナットにセットして反対側のレンチ部の持ち手よりの円の部分をハンマーで勢いよく叩こう。
ハンマーは柄の部分を長く持つとパワーが上がるよ。
お安いメガネレンチの場合、サイズの精度にバラつきがあるよ。メガネレンチとナットの間に隙間ができる場合はパワーが伝わりにくくなるから、マイナスドライバーを隙間に挿してガッチリ固定しよう。
固着して38mmナットが固くなっている場合も何回か強く叩いているうちに回りだすよ。
メガネレンチとは、通常の挟むところがコの字になったレンチと違って、ナットの全方位をしっかり固定した状態で使えるレンチだよ。
両方に穴があるとメガネそっくりなレンチだよ。
持ち手に角度がついているものは手で回したり、ハンマーで叩いたりしやすいよ。
安定性がある上に、すごく安いです。
コスパ含め、洗濯槽の38mmナットを外すことに最も適している工具。
めもぱんだもこれで固着してガチガチに固くなった38mmナットを外すことができたよ。
安いし、ちゃんと使える。
洗濯槽の内枠の外し方
洗濯槽の内枠を外す前に、38mmナットを外したすぐ下に、またワッシャーが挟まっているから取り外そう。
外れない場合は、マイナスドライバーを横の隙間に差し込んでこじ開けよう。
ワッシャーはなくさないように注意。
洗濯槽の内枠は、基本的には強く持ち上げるだけで外れる構造になっているよ。
なかなか外れない場合は、両手で洗濯槽の内枠をしっかり持って、ガタガタ揺らしたり回したりしながら持ち上げて外してみよう。
洗濯槽を取り外すと下の画像のようになるよ。
それでも外れない場合は、かなり固くなっているから道具を使う。
ハンマーを使って洗濯槽を外すよ。
洗濯槽の内枠を片手でしっかり持ち、洗濯槽の外枠のフチの上の部分(画像の赤丸の部分など)をハンマーで強めに叩こう。
根気よく叩き続ければ、洗濯槽が緩んできて外れるようになるよ。
洗濯槽の外枠は、プラスチックだから割れないように注意してね。
異物を取ったら洗濯槽を洗浄清掃
洗浄後の画像は直前の「洗濯槽の内枠の外し方」で掲載しているよ。
洗濯槽の異物を取ったら、ついでに洗濯槽を掃除してしまおう。
洗濯槽の内枠はある程度シャワーで汚れを落としてから、捨てても良いスポンジなどで擦り落とそう。
強くこすらなくてもどんどん落ちるよ。
入り組んだところにある汚れは歯ブラシなどの細かいところを掃除できるものじゃないと難しいから、めもぱんだは諦めました。9割ぐらいキレイになれば良いのです!
洗濯槽底面裏側の白い粉状の汚れのようなものは、白サビ。
白サビは害はなくて、腐食から守ってくれるものだから取らなくて良いよ。
洗濯槽の外枠は捨てても良い雑巾などで汚れを地道に拭き取ろう。
取り外せないから頑張るしかない。
掃除が終わったら組み直して動作確認して終わり!あともうひと頑張りだよ!